七花的日常
2007
キライなものをキライと、正直に言えたらラクだろうな。
いつも割と強気なクセに、どうして肝心なトコで強く言えないんだろう。
笑ってごまかしてしまうんだろう。
これ以上、面倒な女になりたくないとガマンしてしまうんだろう。
好きなものを好きと言うのは、こんなにも簡単なのに。
キライという3文字がどうしても口に出来ない。
キライなものを好きと言ってしまうコトのが多いのはなんでだろう。
自分がツライだけなのに。追い込んで。追い詰めて。バカみたいだ。
過去を思い出す時に「もしも」は厳禁だけれど、「もしまだあの人と付き合っていたら」と考えてしまう時がある。
もしかしたら、もう結婚していたかもしれない。子どもがいたかもしれない。
だけど、そうなっていたら、今のカレとは出会えていなかったワケで。
それを考えると、今まで選び取ってきた選択は正しかったと思える。
カレのコトが本当に好きだ。
でも、だからこそ、カレが怖い。
カレに嫌われるのが怖い。愛想つかされるのが怖い。
自分が魅力のない人間だと充分に理解しているからこそ、カレが魅力のある人間だと理解しているからこそ、きっと来るであろう「終わり」が怖い。
自分は相応しくないんじゃないかとか、横にいてはいけないんじゃないかとか、そんなコトばかり考えてしまう。
それなら相応しくなれるように努力しようと思うのだけど、なんだか空回ってばかりいる。
嫌われたくないから何でも許してしまう。曖昧に笑って済ませてしまう。
それじゃあいけないんだと分かっているのに。
長続きする関係は「対等」が基本だと分かっているのに。
いつも偉そうに恋愛指南まがいのコトをしているクセに、自分のコトになると本当にダメだ。
自分の恋愛をあとから思い出すと滑稽に見えてしまう。
私は本当に「恋愛」しているんだろうかと、疑問に思ってしまう。
不安で胸がイタイ。
恋愛狂でスピード狂。
かなり自己中で気分屋。
寂しがり屋でオープンな性格。