七花的日常
2007
→ネタバレありの感想
言うことなしの出来栄え。言うことなしのヒドイ出来栄え。
何もかもがヒドかったので、とりあえず良かったトコを先に。
頼と郁の自転車のシーンと、じゃんけんでおんぶのシーン。
あれは自然体で仲良し兄妹な感じで良かった。
(でもどうやらアドリブのシーンらしい。じゃあやっぱ演出としてはダメだw)
あとは1シーンごとに見ていけば割とキレイな映画だった。
でも動くとダメだ。マジで。動くな。
さぁてここからが本番。
まず始めに。
あの映画のテーマは「血の繋がった双子の兄妹が禁忌としりながらお互い惹かれあい愛し合っていく」ってものなはず。
なのに、頼も郁も無防備過ぎ。
マンガだともう少し、周りに気付かれないようにしなきゃとか考えて行動してたハズ。
なのに、自分たちの関係がバレてない設定の楠友華の前で、郁が「私の気持ち勝手に決めないでよ!」とか叫んだり、学校で親しげに話してみたり。
いやいや、兄妹でそれは気持ち悪いだろ。さすがに周りにバレるだろ。
あと、なぜ郁はずっとお腹痛そうな顔してるの?
バカだけど明るいキャラなハズじゃね? もっと笑えよ。
あと、なんか季節が分からなかったんだけど。
枯れススキの野原でなぜシロツメクサを探す?
あれはどう見ても冬だろう。寒いだろう。シロツメクサなんて咲いてない季節だろう。ちょいと無理やり過ぎじゃありませんか?
そしてラストシーン。
あれはなんだ? 意味が分からん。マジで。
ついでに、榮倉奈々は郁役にしては背が高すぎると思うのよ。
あと、楠役の子。可愛くない。楠ってもっと勝気で美人な子だと思う。
矢野役の平岡祐太は見た目はイイんだけど、歩き方・走り方・立ち方がイヤだ。台詞も舌が回ってなくて、なんか矢野のイメージと違った……。
松潤もなんであんなにヒドイ演技を……『東京タワー』の時はめちゃくちゃ良かったのに、どうしたんだ……。
CMとかサイトとかチラシとか、広告用のビジュアルが良かっただけに、すごい残念。
なんで映画本編があんなにダメなんだろう。演技指導とかしなかったんだろうか……。
何回スクリーンに空のポップコーン容器投げようと思ったことか。「ちがう!そこはそんなじゃない!」と叫びそうになったか(笑)
そうそう。
どうでもいいけど、楠と頼が入ってたラブホが、高田馬場にあるラブホで、前のバイト先の近くだったw
ちょっと懐かしくなってニヤニヤしちゃったww
あ、浅野ゆうこは良かったよ~。さすが大物。もっと出番多ければ良かったのになぁ。
まぁそんな感じで、もし観るなら、映画館じゃなくビデオで観るコトをオススメします。
恋愛狂でスピード狂。
かなり自己中で気分屋。
寂しがり屋でオープンな性格。